
日本人であること。
というよりも日本で住んでいること。
本当の意味で黒人の魂(ソウル)というのは絶対に理解できないと思います。
だから、どこかの評論家のように偉そうに批評は出来ない!と思っています。
彼(彼女)らの音楽を。
しかし、
凄いものは凄い。
熱いものは熱い。
心が揺さぶられるものは揺さぶられる。
Mavis Staples の「WE'LL NEVER TURN BACK」。聴き終わった後の感想は・・・ただ一言「打ちのめされた!」って感じです。
あのザ・バンドのラスト・ワルツで
名曲中の名曲「
ザ・ウェイト」をバックで支えていたのがステイプルズ・シンガーズ!
親父っさんと娘3人!
その娘の一人がMavis。
あの頃('76年)は、スリム!・・・でしたが、今は横面積が2倍強!(スンマセン)
彼女との出会いは、そこから。
さて、この「WE'LL NEVER TURN BACK」。
ちょっと強烈!強力!凄い!
どの曲を聴いても、なぜか涙が出てしまうほど。
個人的な圧巻ソングは、「I'LL BE RESTED」
I'll be rested when the roll is called
から始めるゴスペル・バラード。
下記のyou tubeのPVを見ていただいたらと思いますが
黒人開放に力を注いだ偉人などを中心に数々の有名人が出てきます。
もちろんマーティン・ルーサー・キング牧師も。
ケネディの名前も。
最後は、Papa Staples(私のパパ、ポップス・ステイプルズ)と絶叫しています。
上記のラスト・ワルツの映像が浮かんできて、ここでも思わずジーン。

また、ライ・クーダーのプロデュースとギターがこのアルバムを支配しているもう一つの要素です。
一言で言うなら「いい仕事してます!」。
名手ジム・ケルトナーのドラムがいつもより重い(ズッシリ)と思うのは小生だけでしょうか。
とんでもないくらいの名盤です。